仮想通貨の今後の予想される動きとは?

2017年は国内での認知度が上がり爆発的な上昇を見せた仮想通貨ですが、
2018年現在の仮想通貨市場は弱気相場で非常に厳しい状況です。

 

今後の仮想通貨市場がどうなっていくのかを
心配されている方は多くいらっしゃるでしょう。

 

2018年は、大手仮想通貨取引所へのハッキング事件や
各国の規制等の懸念材料が相次ぎ、市場全体の不安感により
投資家の売りを加速させることになりました。

 

2019年まであと1ヶ月を切りましたが、
果たして仮想通貨市場の盛り上がりは起こりうるのでしょうか。

 

今回の記事では、仮想通貨市場の流れを鑑みながら、
ビットコインやリップル等の仮想通貨の
今後の予想される動きについて解説致します。

 

仮想通貨の誕生から現在までの流れを簡単に解説

この項目では、ビットコインを中心に、
誕生から現在までの大きな流れを簡潔に取り上げます。

 

ビットコイン誕生

ビットコインの始まりは、2008年に遡ります。

 

匿名の人物サトシナカモトは、
ビットコインの原型となるデジタル通貨の仕組みについて書かれた論文
「Bitcoin:A Peer-to-Peer Electronic Cash System」をネット上に公開しました。

 

当時、世界金融危機であるリーマンショックを契機に、
私たちの多くは既存の金融システムへ懐疑的な反応を見せていました。

 

そんな最中、金融機関のような第三者の管理を必要としない
デジタル通貨の可能性に未来を感じた有志ある人物たちは、
ビットコインの開発を始めました。

 

ビットコイン初めての決済に成功

2010年5月22日、ビットコインを使っての初めての決済に成功しました。

 

米国フロリダ州に住む男性ラースローは、
ピザ1枚につき1万BTCでの交換を提示したところ、
カリフォルニア州に住む男性はピザ2枚との交換に応じました。

 

ラースローにより、初めてモノとBTCが交換できることが証明されました。

 

大手取引所マウントゴックス破綻

2010年より国内ビットコイン取引所として運営されていた
マウントゴックス取引所は、2014年2月に顧客資産である
約460億円を失い破綻しました。

 

破綻の影響は非常に大きいものであり、
2014年から2015年にかけて約1年間に及ぶ弱気相場が続いています。

 

下落率は、最高値より86.3%であると記録されています。

 

さらに、底値付近から最高値を更新するまで2年以上かかっており、
「ビットコインは終わった」とまで多くのメディアで言われていました。

 

仮想通貨の普及・拡大をした2017年

2017年初は約10数万円であったビットコインは、
年末に220万以上の最高値を更新しました。

 

年初より保有していた方なら20倍以上のリターンです。

 

もちろん、ビットコインが高騰するに連れて、
仮想通貨市場全体も成長していきました。

 

当年は、仮想通貨取引所のCMや芸能人・インフルエンサーによる発言を通じて
一般人への仮想通貨認知が高まり、多くの人がビットコインについて
聞いたことはあると答えるくらいまで存在は広まりました。

 

仮想通貨取引所へのハッキングと各国規制の本格化

2017年までのお祭りムードから一転し、
2018年は仮想通貨市場の今後を憂うほど市場は大暴落してしまいました。

 

1月は、コインチェックから580億円相当のNEMが不正流出し、
9月にはZAIF取引所から70億円相当の複数の仮想通貨が流出しました。

 

また、同年複数回にわたり、ほぼ全ての仮想通貨交換業社に対して、
金融庁による行政処分が下され、閉鎖を促された仮想通貨取引所も複数存在します。

 

さらに、各国での仮想通貨規制、
世界市場の暴落など市場にとって
悪材料のニュースばかりが目立ちます。

 

ある程度市場の悪材料は出揃ったように感じますが、まだ油断は禁物です。

 

12月5日現在の仮想通貨市場全体の時価総額は、
日本円で約15兆円ほどで、トレンド転換していません。

 

年初来最安値を更新し続けています。
12月の年末に向けて、上昇すると予測されていた仮想通貨市場ですが、
非常に厳しい状況と言わざるを得ません。

 

ビットコインの価格急落で、小中規模のマイナーは撤退を余儀なくされています。

 

廃業になると、
保有しているビットコインを売却する可能性が高いため、
下落の恐れがあります。

 

そして、12月に予定されていたBakktの
ビットコイン先物の取り扱いは来年1月に延期となりました。

 

短期的に見ると、ビットコインの上昇に繋がる材料は
ほとんどないことが窺えるでしょう。

仮想通貨市場における明るいニュース

先行き不透明の仮想通貨市場ですが、
2019年Q1以降においては仮想通貨市場は
大きく上昇する可能性が示唆されています。

 

ここでは、仮想通貨市場におけるいくつかの好材料をご紹介します。

複数の仮想通貨関連商品が市場へ

既存顧客を多く抱える老舗の大手金融機関や大手企業が、
近い将来仮想通貨関連商品を市場に送り出すことが続々と発表されています。

 

NY証券取引所の親会社である
インターコンチネンタル取引所(ICE)の運営する
仮想通貨取引所Bakktでは、2019年1月24日より
ビットコイン先物を開始する予定です。

 

Bakktはマイクロソフト・スターバックス・ボストンコンサルティンググループ等と
提携し開発を進めているため、多くの機関投資家からも注目を集めています。

 

そして、米ナスダック責任者は、2019年前半にも
ビットコイン先物取引を開始する準備をしていることを公式に発表しました。

 

現在は米商品先物取引委員会(CFTC)の認可待ちとのことですが、
CMEやCBOEでは既に先物取引が開始されているため、
認可は時間の問題と言えるでしょう。

 

世界最大級のベンチャー企業向けの株式市場であるナスダックへの上場が与える影響は
計り知れないものになることが窺えます。

 

また、米国最大級の資産運用会社でるフィデリティグループも
仮想通貨関連商品を近日中に提供開始予定です。

 

老舗の金融機関・大手企業が仮想通貨市場に参入することで、
新たな機関投資家や個人投資家を招き、
仮想通貨市場を再び盛り上げるトリガーになる可能性が十分あります。

投機から実用化へ

仮想通貨市場が大きく拡大していくには、
投機によるものではなく、多くの人に実利用される
価値あるものを提供する必要があります。

 

2018年の仮想通貨の価格とは裏腹に、
仮想通貨の技術革新は去年度に比べて大きく進んでいます。

 

例えば、ブロックチェーンを活用した国際送金プロジェクトである
リップル(XRP)は、実用化の実現に最も近いと言われています。

 

リップル社は、国をまたぐ銀行間送金のコストは非常に大きく、
送金に時間がかかりすぎる点を指摘しています。

 

この現状を変えるべく、リップル社は、現時点で
150以上の多くの各国金融機関と提携し、
XRPの利用に向けて実証実験を行なっています。

 

また、世界最大級の仮想通貨取引所バイナンスの
独自トークンであるBNBでは、ホテル予約の決済ができるようになりました。

 

ブロックチェーンを活用したホテル予約サイトTripioでの採用が決定し、
Huobi Token、イーサリアムとともに決済通貨として使用できます。

 

Tripioは世界中にある約45万軒のホテルに予約可能です。

 

このように、ビットコイン以外でも、仮想通貨を実利用できるケースが増えており、
2019年はさらに実用化が進んでいくと予想されています。

今後も仮想通貨市場は大きく成長していく

2018年現在の仮想通貨市場はいくつかの懸念材料があり、
短期的に見ると、まだ弱気相場が続いていくことが予測されています。

 

しかし、2019年以降のファンダメンタルズ要因において、
機関投資家が多く参入してくる可能性があり、
上昇を誘引する好材料は多いと言えるでしょう。

 

また、ブロックチェーン技術は様々な分野に応用できる点で
大きな将来性があり、各業界への導入が予想されています。

 

それだけの可能性を持った技術であるにもかかわらず、
仮想通貨市場全体の時価総額はわずか15兆円程度です。

 

金市場が約900兆円、株式市場は数千兆円なので、
アセットクラスとしても、非常に小さな新興市場です。

 

今後の仮想通貨市場は、実用化・各国規制の収束・仮想通貨関連商品の普及により、
大きく前進していくことは間違いないでしょう。

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