今後に期待できる仮想通貨を見極めるホワイトペーパーの読み方

仮想通貨投資を行う上で、ホワイトペーパーを読むことは非常に重要です。

特にICOでは、ホワイトペーパーの熟読が投資の成否につながります。

ホワイトペーパーには、発行主体の目的や事業計画等の大切な情報が書かれていますが、その記述は英文で長いものが多く、読まれない方も少なくないでしょう。

この記事では、今後の将来性に期待できる仮想通貨を見極めるために必要なホワイトペーパーの読み方をわかりやすく解説致します。

 

ホワイトペーパーとは?

ホワイトペーパーは、もともと英国政府の発行する公式文書が白かったため、ホワイトペーパーと呼ばれたことが始まりです。その後、各国政府に波及し、政府の発刊する公式文書や年次報告書全般で呼ばれるようになりました。

しかし、近年、民間企業の発行する報告書においても、特定の技術やプロダクトの利点を説明する目的で使われるようになりました。

ホワイトペーパーには、顧客の課題解決に有用な情報がわかりやすく書かれており、企業が顧客との信頼関係を築くために不可欠なマーケティングツールとして広く利用しています。

そして現在では、仮想通貨においても、プロジェクト概要書をホワイトペーパーと呼称しています。

仮想通貨のホワイトペーパーは、トークン発行主体の構想・理念・目的・事業計画・技術内容等の情報が記述されており、投資家にとって重要な判断材料となっています。

特に、ICOのようなプロジェクトに参加するのであれば、ホワイトペーパーの熟読は必須と言っても過言ではありません。

つまり、仮想通貨業界におけるホワイトペーパーは、どのような仮想通貨であるかを知る上で投資家や購入者が最初に読んでおくべき資料と言えます。

 

仮想通貨のホワイトペーパーが重要な理由

ホワイトペーパーとは、いわば発行主体にとって「投資家に向けて自らのプロジェクトをアピールする文書」である一方、投資家にとって「資金を投じるプロジェクトを理解するための重要な文書」であります。

仮想通貨を購入する上で、ホワイトペーパーを読んでおくに越したことはありません。ましてやICOに参加するのであれば、必読であると言えます。

ホワイトペーパーを読まなければいけない理由は、投資するプロジェクトが有望であるかどうかを知るためです。

ホワイトペーパーには、開発元や発行主体がどのような目的でプロジェクトを行おうとしているのか・なぜ資金が必要であるのか・どのように実現していくのか等概要が書かれています。

ホワイトペーパーを読むことで、プロジェクトの資金使途も明白になるので、投資家はより安心してお金を投じることができます。

ICOを行う発行主体の中には、詐欺目的でお金を集める人がいるかもしれません。新興産業である仮想通貨市場は法整備が万全ではないので、仮想通貨で詐欺被害に遭っても、投資した金額は返ってこないのが現状です。

また、誠実な発行主体の場合でも、事業にはリスクが伴うため、倒産する可能性もありえます。

仮想通貨投資は自己責任です。自らの資金を守り、投資を成功させるためには、ホワイトペーパーは最低限熟読しておく必要があります。

ビットコインのホワイトペーパーを読んでみよう

いきなりホワイトペーパーを読もうとしても、技術的な内容が書かれており、理解が難しいかもしれません。

しかし、どのような仮想通貨でも、多くのプロジェクトの根幹はビットコインの技術が応用されています。

まずは、全ての原点であるビットコインのホワイトペーパーを読んでみるのが理解をするための近道であると言えるでしょう。

以下は、2008年に公開されたサトシ・ナカモト氏の原論文です。
Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System

ホワイトペーパーの読み方

前章では、ホワイトペーパーの熟読はICO投資をする上で非常に重要であることを説明してきました。

しかし、ホワイトペーパーの文量は長く、専門的な記述が多いため、最初から最後まで読み終えるのはとても骨の折れる作業です。

 

さらに、言語の壁が挙げられます。
ほとんどの仮想通貨プロジェクトは海外発祥のものが多く、ホワイトペーパーは英語もしくは中国語で書かれています。稀に、日本人の投資家に向けて日本語で書かれていますが、数少ないでしょう。

仮に英語の読解が難しい場合、Google翻訳で大まかな内容を把握するだけでも大丈夫です。最近のGoogle翻訳の精度は高いので、言わんとする内容を把握することができます。

 

世界の大物投資家であるウォーレンバフェット氏は、自身の知らないものには絶対に投資しないと述べています。

仮想通貨においても、未知のプロジェクトに投資する行為は、自らの資金を捨てにいくようなことと同じです。

ここでは、私たちの投資を成功させるために、ホワイトペーパーで最低限注目すべき点を取り上げていきます。

 

どのようなプロジェクトであるか?

投資しようとしている仮想通貨が、誰の役に立つのか、どのような問題を解決するのかという視点は重要です。

例えば、時価総額上位にある仮想通貨XRPは、もともと国際送金の問題を解決するためにリップル社が発行した通貨です。

XRPが国をまたぐ銀行間取引に利用されるようになると、利用者は安価な手数料で即座の取引ができるようになり、銀行はコストを大幅に下げることができます。

似たような競合が少なく、優位に立てるプロジェクトを見つけることができれば、上場後の価値が上昇する可能性があります。

 

発行主体や開発に関わるメンバーは誰か?

発行主体や開発メンバーに誰が関わっているのかは重要な材料の一つです。大きな資金を預ける以上、信頼があるのか、実績があるのかといった人柄を知っておくに越したことはありません。

例えば、ADAコインのICOが行われた際は、過去にイーサリアム開発に携わった天才数学者チャールズ・ホスキンソン氏が関わっていることから、技術力があり信頼できると話題になりました。

過去に開発実績のある人や、既存の産業で成果を出されている人が関わっている場合、プロジェクトが成功する可能性が高まります。

このように、関わる人のバックグラウンドをよく知っておくことは重要です。

ロードマップを読む

ロードマップの項目には、プロジェクトが今後どのような計画で進んでいくのかが簡潔に記載されています。

例えば、いつの時点でどの取引所に上場する予定なのか、どのようにプロジェクトを広めていく予定なのか、プロダクト開発はいつ終わるのか等を知ることができます。

上記項目全てにおいて理解することは重要であると言えますが、特に、いつの時点でどの取引所に上場するのかという点は知っておく必要があります。

仮想通貨が取引所に上場されなければ、いつになっても購入した通貨を売却することができません。

そのため、ICOを行った仮想通貨が、近い将来取引所に上場し、法定通貨や主要仮想通貨と交換できるようになることが大事であると言えます。

また、上場する取引所が国内外の流動性の高い取引所であったり、上場する取引所の数が多ければ多いほど、トークンの価値上昇する可能性が高いです。価値の上昇や価格の安定には、流動性の確保が重要であるのです。

 

ホワイトペーパー内に「どの取引所にいつ上場する予定であるのか」が明記されているかどうかを確認しましょう。

もし記載されていないのであれば、発行主体は上場の重要性を低く捉えている可能性があるので、要注意です。

まとめ

ホワイトペーパーは、投資の成否につながる重要な判断材料です。

特にICOでは、未上場で開発を始めたばかりの仮想通貨がほとんどであるため、ホワイトペーパーの熟読は欠かせません。

ホワイトペーパーは英文で書かれている場合が多く、全てを理解するにはハードルが高いことが難点です。

しかし、大切な資産を投じるのであれば、プロジェクト概要・発行主体や開発メンバー・ロードマップは最低限理解しておきましょう。

関連記事

ページ上部へ戻る